【完】ヒミツの恋を君と。
「お前、クリーム系のパンが好きだろ?それに、おにぎりの具もシーチキンマヨネーズとか、えびマヨとか、まったり系が好きだからそうかなと思っただけだよ」
「……」
あの日から、朝ごはんを一緒に食べるのが日課になってたあたし達。
普段晴はあたしのことなんて興味なさそうなのに。
晴はあたしのことを見てくれてた。
そう思うと、心の中がうずうず、くすぐったくなる感覚に襲われて、自然と顔がニヤっと緩んでいくのが分かる。
「じゃぁ、クリームソースのオムライスにする!」
「ん、じゃ、ちょっと待ってろ」
晴はオーダーを通すために、カウンターの中にいる店長の方に向かって歩いて行く。
初めて見るバイト中の晴。
学校の晴は、影を薄くしてその存在を消すように生活してるのに、ここでの晴はちゃんと存在感がある。
それは店長やトウヤさんリツキさんにも負けないくらいの存在感で。
イケメンに変身してるからって訳じゃなくて、なんていうか学校より生き生きして見える。
本当の自分を出してる感じがする。
晴がお客さんに飲み物をだしていると、トウヤさんがニコニコしながらやってきて、女性客4人に向かって何か話してる。
ここからは会話の内容は聞こえないけど、お客さんはみんな、トウヤさんと晴を見上げて、頬を赤らめてる。
次の瞬間、トウヤさんが晴の肩に腕を回したかと思うと、内緒話しでもする様に、晴の耳元でなにかを囁いた。
瞬間、お客さんから「キャー」という声が沸きあがる。
「……」
あの日から、朝ごはんを一緒に食べるのが日課になってたあたし達。
普段晴はあたしのことなんて興味なさそうなのに。
晴はあたしのことを見てくれてた。
そう思うと、心の中がうずうず、くすぐったくなる感覚に襲われて、自然と顔がニヤっと緩んでいくのが分かる。
「じゃぁ、クリームソースのオムライスにする!」
「ん、じゃ、ちょっと待ってろ」
晴はオーダーを通すために、カウンターの中にいる店長の方に向かって歩いて行く。
初めて見るバイト中の晴。
学校の晴は、影を薄くしてその存在を消すように生活してるのに、ここでの晴はちゃんと存在感がある。
それは店長やトウヤさんリツキさんにも負けないくらいの存在感で。
イケメンに変身してるからって訳じゃなくて、なんていうか学校より生き生きして見える。
本当の自分を出してる感じがする。
晴がお客さんに飲み物をだしていると、トウヤさんがニコニコしながらやってきて、女性客4人に向かって何か話してる。
ここからは会話の内容は聞こえないけど、お客さんはみんな、トウヤさんと晴を見上げて、頬を赤らめてる。
次の瞬間、トウヤさんが晴の肩に腕を回したかと思うと、内緒話しでもする様に、晴の耳元でなにかを囁いた。
瞬間、お客さんから「キャー」という声が沸きあがる。