【完】ヒミツの恋を君と。
もう嫌だよもうこのイケメン集団。



どう見たって怒ってたじゃん!
あたしを見ながらニコニコしてないで助けてぇ~!


ってか、イケメンは1秒以上あたしを見つめないで下さいまし!


晴がいないこの空間は針のむしろで、それでも目を逸らすことが出来ないで、ビクビクしていると、晴が裏から戻ってきた。

学校の制服を着て、黒縁眼鏡、髪形はボサボサに戻ってる。





「おい、早く行くぞ!」





未だに不機嫌そうに見えるその顔に、一瞬固まってしまってから、ハッと我に返った。

行くって、誰に言ってるの…ってあたし!?





「……あ、あたし?」



「お前以外誰がいるんだよ。早く行くぞ」





あたし以外に3人いますよ!そんなツッコミは言いたくても言える雰囲気じゃなくて飲み込んだ。


もしかして…晴は





「送ってくれるの?だ、大丈夫だよ。そんなことしたら、晴が家に帰るの遅くなるし…それにあたしのことなんて誰も襲わな……」





そこまで言った時点で晴の眉間のシワが一本増えたのに気付いて早々に頭を下げた。




「……すみません」


「早くしろ、もう行くぞ」





そう言って晴は裏口目指して歩いて行く。





「は、晴!ちょっと待って!あ、みなさんこれからよろしくお願いします」


「モカ、明日から頼むわ!」


「はい!」





みんなに頭を下げてから、晴に置いてかれないように、早足で追いついた。


店を出たところであたしが追いつくと、晴は歩くスピードをゆっくりにしてくれる。



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