【完】ヒミツの恋を君と。
守って欲しい
朝早起きして、電車に乗る。
この時間はまだ、電車もそれほど混んでないから、車内の居心地も悪くない。
そして、人の少ない通学路はとても静かで、鳥の声も、風のざわつきも鮮明に耳に届く。
気持ちいい──。
人がいっぱいの通学路より、あたしには合っている。
普通の女の子なら、友達と賑やかにわいわい出来る通学路の方が楽しいって思うんだろうけど。
残念ながらあたしは普通じゃないみたい。
子どもの頃は、自分のことを普通じゃないなんて思った事もなかったけど。
でも、いつからか、周りから『変わってる』そう囁かれ続けて、自分で自分は変わってるんだという自覚を持つようになっていった。
この時間はまだ、電車もそれほど混んでないから、車内の居心地も悪くない。
そして、人の少ない通学路はとても静かで、鳥の声も、風のざわつきも鮮明に耳に届く。
気持ちいい──。
人がいっぱいの通学路より、あたしには合っている。
普通の女の子なら、友達と賑やかにわいわい出来る通学路の方が楽しいって思うんだろうけど。
残念ながらあたしは普通じゃないみたい。
子どもの頃は、自分のことを普通じゃないなんて思った事もなかったけど。
でも、いつからか、周りから『変わってる』そう囁かれ続けて、自分で自分は変わってるんだという自覚を持つようになっていった。