【完】ヒミツの恋を君と。
「そりゃ、最初は晴の変身ぶりにびっくりしたけど、よく見たらどっちも晴だし、中身は一緒だし…」
目を逸らしたままそう言った後、恐る恐る晴の顔を見上げる。
目が合った瞬間、ふっとその表情を緩めた。
「お前も変わってるな」
「え?“も”?」
言われなれてる『変わってる』だけど。
晴は“お前は変わってる”じゃなくて“お前も変わってる”って言った。
「あそこの人間もみんな変わってるから、お前も上手く混じれるんじゃねぇの?」
「…みんな、も、変わってる?」
「あぁ」
「みんなって晴も?晴も変わってるの?」
身を乗り出したあたしに晴は不思議そうに首を傾げた。
目を逸らしたままそう言った後、恐る恐る晴の顔を見上げる。
目が合った瞬間、ふっとその表情を緩めた。
「お前も変わってるな」
「え?“も”?」
言われなれてる『変わってる』だけど。
晴は“お前は変わってる”じゃなくて“お前も変わってる”って言った。
「あそこの人間もみんな変わってるから、お前も上手く混じれるんじゃねぇの?」
「…みんな、も、変わってる?」
「あぁ」
「みんなって晴も?晴も変わってるの?」
身を乗り出したあたしに晴は不思議そうに首を傾げた。