【完】ヒミツの恋を君と。
あたしの言葉を聞いた晴が、驚いた様な顔をした後、目を細めた。
ドキ…
そんな優しい空気をまとうその表情に、あたしの中の奥の奥で何かが小さく反応した。
優しい春の風があたし達の間を通り抜けていく。
その目からまた目が離せなくなってしまう──
向かい合って、地面にぺたっと座ってるあたし達。
ジッとその顔を見つめたままでいると、晴は握った左手をあたしの足の隣に置いた。
え?
そのまま、その手に重心を掛けて、あたしの方にグッと身を乗り出してくる。
一気に縮むあたし達の距離。
そして晴の右手は、あたしのアゴを掴んだ。
ピクッと反応するあたしの体。
さっきよりも近くなった晴の視線。
あたしに触れる晴の指。
まただ…
その何もかもに、心臓が口から飛び出しそうなぐらいに騒ぎ出す。
ドキ…
そんな優しい空気をまとうその表情に、あたしの中の奥の奥で何かが小さく反応した。
優しい春の風があたし達の間を通り抜けていく。
その目からまた目が離せなくなってしまう──
向かい合って、地面にぺたっと座ってるあたし達。
ジッとその顔を見つめたままでいると、晴は握った左手をあたしの足の隣に置いた。
え?
そのまま、その手に重心を掛けて、あたしの方にグッと身を乗り出してくる。
一気に縮むあたし達の距離。
そして晴の右手は、あたしのアゴを掴んだ。
ピクッと反応するあたしの体。
さっきよりも近くなった晴の視線。
あたしに触れる晴の指。
まただ…
その何もかもに、心臓が口から飛び出しそうなぐらいに騒ぎ出す。