【完】ヒミツの恋を君と。
「えぇぇぇぇえぇぇぇっ!?」





パフォーマンス?!

ただイケメンがニコヤかに集うカフェなだけじゃなかったの?

そう言えば、昨日、トウヤさんがやたらと晴に密着してた……。




ってことは、バイト中、何回も晴と密着しなきゃならないってこと!?




ムリムリムリ!

心臓もたないよ!





「なんで?男同士の絡みなんて…?」


「俺も正直理解出来ねぇんだけど、客が喜ぶとかで、店長がおもしろがってる」





あぁ、あの店長ならおもしろがりそうだけど。

でも…。





「は、晴ぅ……」





助けを求める様に晴の顔を見つめた時、校舎に予鈴が鳴り響いた。


それを聞いた晴が、クリームパンをおもむろに半分にちぎったかと思えば、





「お前、これだけは食え」


「……んぐっ!」





あたしの口に突っ込んだ。


そのまま晴は、いろんな意味でパニック状態のあたしを引きずって、屋上を後にする。


口を必死でモゴモゴしながら、晴の横顔を見上げた。


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