ワンだふる·ワールド 2 ~逞しきワンコ~ 《TABOO》
ドギーバーにて




願わくば、男はやはり…番犬であってほしい。



「二日酔いになってないか?」
フラフラになって朝帰りした私を気遣って氷水を用意する彼、修一。


飲み過ぎた友達を介抱していくからという嘘を鵜呑みにして、家でひたすら留守番をしてたらしい。


信じて疑わないその健気さは……悲しいかな忠犬ハチ公と呼ばざるを得ない。


若干の良心の呵責を感じて、久々にハチと散歩、いや食事に出かけることにした。

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