ボタン 【TABOO】
良行が玄関まで見送り私と拓は近くのバス停まで歩いた。


「柚‥ボタン」

拓は私のブラウスのボタンに手を掛けた。


「一個づつずれてるよ」


はっとして見ると確かにボタンがずれていた。


昨日のは夢じゃ無かった。


当たり前だ。


「気づいてたよ。昨日。コタツで寝てたら隣の部屋から物音が聞こえたから」
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