愛マイうさぎ!~キケンな王子様にご用心~
いやいやいや、なにこの状況!
段々冷静になってきて、気付く恥ずかしさ。
周りからの視線、お姫様抱っこという状態。
全てが恥ずかしすぎる!
「あ、あの私歩けるんで!大丈夫なんで!」
「動かないで。落ちるよ」
「っ……」
最悪だ、最近体重増えたのに……
こいつ重いなって思われてるのかな?
恥ずかしい、恥ずかしすぎる……!
「はい、着いたよ」
「ありがとうございます……」
保健室に着くと、先生は留守で居なかった。
「球技大会だってのに、どこ行ったんだよー。ほら、そこ座って」
私はコクリと頷き、宇佐美先輩の言う通りに椅子に座った。