好きって言うまで離さねぇ。
✿いっしょに寝ろよ -冬哉Side-
侑梨の家に泊まるなんてほんとにいいのだろうか……
豊橋家の大きな門の前で考える。
ゴールデンウィーク初日の朝。
すでに豊橋家の前にいるから、今さら引き返せねぇけど。
今日から4日間も泊まると聞いたが……
いろいろと苦労しそうだ…
俺がこんなことを思ってるなんて知りもしないだろうな、侑梨は…
「冬哉…?いつまでそこに立ってるの?」
大きな門が自動で開くと、侑梨が表へ出てきた。