好きって言うまで離さねぇ。
「……へっ!?」
なんで私も、と言いたげな顔をしている侑梨。
「あたりまえだろ?俺ら“夫婦”なんだし」
………ほんとは俺が侑梨といたいだけなんだけど。
せっかく泊めてもらうんだから、デートしたいよな。
「なっ…!///夫婦とか言わないでよ!違うから!」
必死に否定してるくせに、侑梨の顔は真っ赤。
こんな否定してるのに、その姿さえ可愛いと思うなんて……かなり重症?
「と、とにかく家に入るよ!」と言って、先に歩いていってしまう侑梨を追い掛けた。