好きって言うまで離さねぇ。



「お母さんがそう言ってたから…でも冬哉がイヤだったら空いてる部屋どこでも使っていいからね」


やっぱりお母さんなんだ。


従うしかねぇのかな……?


そこに侑梨の願望はねぇの…?



……つーか、それよりも。



「イヤなわけねぇよ。だけど……どうせならいっしょに寝よ?」


俺は侑梨と目線を合わせるように屈んだ。


すると、侑梨の顔はみるみるうちに赤くなる。



< 126 / 359 >

この作品をシェア

pagetop