好きって言うまで離さねぇ。
反応がいちいち可愛いんだよな。
その見たさに、からかいたくなるくらいだし。
「な…に、バカなこと言ってんの!?あ、ありえないからっ」
侑梨はそう言うとバタバタと階段を下りて行った。
……ちぇっ…
寝るって…侑梨を抱き枕代わりにするだけだぜ?
………うっかり手が出そうなのが不安要素だけど。
「ふぅ…」
それは我慢するしかねぇよな。
無意識にため息をはいてから部屋へ入った。