好きって言うまで離さねぇ。



「───……や、冬哉!」



………ん…?


俺は呼ばれた声に反応して、薄らと目を開ける。



「っ……!?」


目を開けて最初に視界に移ったのは、侑梨の綺麗な顔のドアップ。


寝起きの心臓には悪い……



「あ、起きた?もう夕方だよ?」


俺が戸惑っているのに全く気付いていない侑梨は、あっけらかんと言った。



………は?


え、戸惑いすぎて聞き間違えた?


侑梨の言ったことが正しいなら…今は……



「夕方!?」


俺、なにやってんの!?



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