好きって言うまで離さねぇ。



「侑梨を抱き締めながら寝る、ってこと」


侑梨の頬を両手で挟んで、俺の方へ向かせる。


俺から顔を逸らして話すなんて許さねぇ。


俺は侑梨と目を合わせて話したいから。



「だ、抱き締めながら…!?」


侑梨は俺の手を外そうとしながらも答える。



「そ、俺はそうしたいんだけど」


侑梨の頬をギューっと挟む。


柔らかくてすべすべしてる。


女の子だもんな……男の俺と比べるもんじゃねぇけど、俺なんかより何倍も肌が綺麗だ。



「恥ずかしいっ…!」


侑梨は顔を赤らめて目を瞑る。



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