好きって言うまで離さねぇ。
「……っ///」
なによ急に……
それでも身体は正直で、みるみるうちに頬が熱くなる。
───ズルいよ、冬哉は。
そんな甘い声で囁かれて、冬哉の言葉を信じてみたくなって…
私を惑わせる。
それでも、嬉しいって気持ちがあふれだす。
「あ、あの!私も───…」
私は思い切って口を開いた。
何か伝えたいと思った。
冬哉なら言葉がぐだぐだになっても聞いてくれると思って……
「スー…スー…」
その時聞こえた規則正しい寝息。