好きって言うまで離さねぇ。
溺愛*fourth
✿嫉妬なんてありえない -侑梨Side-
───ガタンガタン……
電車の走る音が車内に響き渡る。
電車なんて滅多に乗らないから、何もかも新鮮に感じる。
しかもデートで乗るなんて……
思いも寄らなかった。
電車でデートするなんて、本物のカップルみたいだ…
なんて考えては1人で照れる。
「ね、冬哉!どこ行くの?」
照れを紛らわすために、冬哉の方を見上げて聞いてみる。