好きって言うまで離さねぇ。



見ていると不安が募る。


どうしよう、冬哉が彼女達についていったら……


彼女達、すっごく可愛いだもん。



それに、私は彼女じゃないから───……






「は?俺、彼女と来てんだけど」



───へ?


私は驚いてクレープを落としそうになった。



「え~、いいじゃん。彼女なんかほっといて」


行こうよ~と冬哉の腕を掴む女の人達。



冬哉モテすぎだよ……


こんな大人の可愛い女の人達まで虜にしちゃうなんて。



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