好きって言うまで離さねぇ。



急に肩をグイッと引っ張られて、身体が傾いた。



「……は、はい…?」


恐る恐る声を掛けられた方へ顔を向ける。


そこには金髪のチャラチャラした男の人が2人。



「うわぁ、超可愛いじゃん。ね、俺らと遊ばない?」


……え…っ!?


これって……な、ななナンパ!?


私に声掛けるなんてこの人達趣味悪いんじゃない……?



「……いやっ、あの……」


とにかく断らなきゃ!


でもはっきりと断れない私に嫌気が差す。



< 174 / 359 >

この作品をシェア

pagetop