好きって言うまで離さねぇ。
急に肩をグイッと引っ張られて、身体が傾いた。
「……は、はい…?」
恐る恐る声を掛けられた方へ顔を向ける。
そこには金髪のチャラチャラした男の人が2人。
「うわぁ、超可愛いじゃん。ね、俺らと遊ばない?」
……え…っ!?
これって……な、ななナンパ!?
私に声掛けるなんてこの人達趣味悪いんじゃない……?
「……いやっ、あの……」
とにかく断らなきゃ!
でもはっきりと断れない私に嫌気が差す。