好きって言うまで離さねぇ。
ネックレス以外に、アクセサリーショップでほしいものって……
俺の中に淡い希望が生まれる。
───いや、まさか……な。
「───…わ」
……何か、言ったか?
すごく小さな声だったけど、口は動いたはずだ。
「悪い、聞こえな「まず、この手をどうにかして!」
俺の言葉を遮って、侑梨は俺の手をぺし、と叩いた。
やけに恥ずかしそうだったから、素直に外してやった。
すると侑梨は俺の手から解放されたのにほっとしたと同時に、
赤くなった顔を隠すようにそっぽを向いた。
………怒った、か…?