好きって言うまで離さねぇ。



それから、少しの時間差でかぁっと顔を赤くする。


………すげぇバレバレで可愛すぎるんだけど。



「ゆ、指輪が……すごく綺麗で…私もいつかつけたいなって、それだけだから…」


顔を隠すように俯いた侑梨。



そこで優しい俺なんかいなくて。


ついSな俺が出てくる。



「……へぇ…その指輪さ、誰とつけたいの?」


そう囁きながら、侑梨の顔を覗き込む。


俺以外は認めてやんねぇけど。



< 187 / 359 >

この作品をシェア

pagetop