好きって言うまで離さねぇ。
「それは……今の侑梨様に、話す必要がありませんね」
優しい顔で笑った京香さんは、私の頭を撫でる。
私のため、なのかな……?
「……?」
にっこり微笑んだ京香さんは、突然ガバッと頭を下げた。
私は驚いてまた、ベットに座ってしまった。
えっ……どうしたの!?
「弟が本当に申し訳ありませんっ……!」
そして、ほんとに申し訳なさそうな声でそう言った。
「本当にすみません……!」
そう言葉をもらしても、一向に顔を上げない京香さん。