好きって言うまで離さねぇ。



「いいから、さっさと用件話してくんねぇ?」



次に聞こえたのは……不機嫌そうな冬哉の声。


冬哉を呼び出したのって、橘くんだったのか……!!



「冬哉さん、責任取らないんですか?」



……責任!?


思わず声が出そうになったので、自分の手で口を塞ぐ。



「……は?なんの」



ますます不機嫌になる、冬哉の声。



「俺の姉に、です。もう一度付き合ってください。それで責任は取れますよ?」



……え?


そんなのイヤ……!

絶対にイヤ……!!



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