好きって言うまで離さねぇ。
溺愛*sixth
✿仲直りなんてありえない -侑梨Side-
───本当によかった…
冬哉に抱き付いたまま思う。
「冬哉、大好き」
冬哉の顔を見上げて言ったら、顔を反らされてしまった。
「……それは反則だって」
反則……?
私は負けじと冬哉の顔を見る。
「キス、していいか?」
私の身体を離してそう言われた。
聞いてからなんて初めてかも…?
「…うんっ」
私が頷いた途端、唇が塞がれた。