好きって言うまで離さねぇ。



すると、『ほらな』とでも言いたげなドヤ顔を見せる橘くん。



「あれ?侑梨ちゃんも体育委員なんだ?いっしょに行こうよ」



それに対して、爽やかな笑顔を見せる皐さん。



「はい!」



「ちょ、俺も…!」



先に歩きだした私達に、橘くんも付いてきた。



体育委員だけは朝のホームルームに出なくていいらしく、体操服が入ったかばんを持ったまま委員会へ向かった。



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