好きって言うまで離さねぇ。



今回の体育祭実行委員会──正式名はこれ──はちゃんと話を聞いていた。



前回は──思い出したくもない。



無意識に隣に座る橘くんを睨んでしまう。



そんな私の視線に気付かない橘くんは、じっと黒板を見て話を聞いている。



真剣に聞いてるみたいだし、橘くんに任せちゃおっかな~



なんて考えていたら、委員会はあっという間に終わってしまった。



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