好きって言うまで離さねぇ。



俺は痺れを切らして、目を薄ら開けた。



「ご、ごめん!い…今からするから!///」



目を開けた途端、侑梨の手によって視界が閉ざされた。



俺が少し驚いた瞬間──…



「っ…!」



唇に温かいものがそっと触れた。



すると、俺の視界も開けて、目の前には照れて顔を真っ赤にさせる侑梨がいた。



「………これだけ?」



物足りないんだけど。



< 315 / 359 >

この作品をシェア

pagetop