好きって言うまで離さねぇ。
『今日は1日お疲れ様でした!では、花火を打ち上げます!』
そんなアナウンスが流れて──…
ひゅるるる……バアァァン!!
大きくて綺麗な花火が打ち上げられた。
「き…キレー…」
花火の綺麗さにぽーっとする。
全校生徒が、さっきまで体育祭が行われていた運動場に集まっていた。
みんなで花火を見るって、すごく素敵だなぁ。
「侑梨、心の準備はいいか?」
隣にいた冬哉が突然口を開いた。
「……へ?何の?」
頭にはてなマークを大量に出現させる私。