好きって言うまで離さねぇ。



なのに……



優しい冬哉に惹かれていく自分を自覚してしまって。



イヤなこともあったし、嫉妬もしちゃったけど……



大好き、その想いがあったから乗り越えてこれたのかな。



いや、違うな……



もっと、別の言葉があるよ…!



花火を見ながら私はうっかりつぶやいてしまった。



「…愛してる……」



その瞬間、1番大きな花火が上がった。



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