好きって言うまで離さねぇ。



「悪いんだけど看病お願いしていいかしら?……あと、侑梨の風邪をもらってくれてもいいからね」



……!?



俺が唖然としている間に、愛梨さんはウインク1つして出ていった。



“侑梨の風邪をもらってくれてもいい”?



それって…まさか……?



そこで俺はハッとして頭を振る。



「何考えてんだ、俺…」



病人に手を出す気は………多分ない。



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