好きって言うまで離さねぇ。



「そ、その顔……いつしたの?」


よく分からないまま、果世に尋ねてみる。



「さっき駐車場で♪侑梨の旦那、って言ったときに決まってるじゃない!」


そういえば、言ってたね……


あんなの、何かの冗談に決まってるよ。


私には旦那さんなんていない。



でも、私は認めないって言ったのに……私の声は果世に届いてなかったの…!?



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