好きって言うまで離さねぇ。



「私、結婚なんて認めてないんだけど…」


もう一度、ちゃんと果世に言ってみる。


いくら何でも急に結婚なんて出来るわけないんだから!



「……えぇぇぇえ!?」


果世は驚きすぎて椅子から落ちそうになった。



………結婚したくないのはあたりまえじゃない?


まだ、16歳なんだよ?


結婚なんて、考えられるわけないよ。


いずれはしたいって思うけど。



「……その言葉、藍河さんファンに言ったらどうなることか…」



< 59 / 359 >

この作品をシェア

pagetop