好きって言うまで離さねぇ。
「私、結婚なんて認めてないんだけど…」
もう一度、ちゃんと果世に言ってみる。
いくら何でも急に結婚なんて出来るわけないんだから!
「……えぇぇぇえ!?」
果世は驚きすぎて椅子から落ちそうになった。
………結婚したくないのはあたりまえじゃない?
まだ、16歳なんだよ?
結婚なんて、考えられるわけないよ。
いずれはしたいって思うけど。
「……その言葉、藍河さんファンに言ったらどうなることか…」