好きって言うまで離さねぇ。



「えっ、冬哉!?」


女6人組が同時に驚いたように声を上げた。


……すげぇケバい。


侑梨に見慣れていたからか、女達がやけに濃いメイクに感じた。



侑梨は、表情で驚いてるのが分かったが何も言わない。



むしろ、怒ってねぇか……?


侑梨は壁の近くに立って、無言で見ている。



「……お前ら、邪魔だから早くどっか行け」



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