好きって言うまで離さねぇ。



「今日はすぐ家に帰る予定だったのに……っ」


私は俯いて小さな声で言う。


デートなんて……急に言われてもムリだよ。



───ポンッ


すると、私の頭に冬哉の大きな手が乗っかった。



「……っ///」


な、なんなのよ……!


いきなりすぎて照れる……っ!



「絶対楽しいデートにするから」


冬哉はそう言って、私の頭を軽くポンポンと叩いた。



───ドキッ



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