なないろドロップ

聖斗も来るって言ってたから今着てる服じゃまずい。


お洒落して行かないと。


タンスを大きく広げ服を選ぶ。


『よし、これにしよう』


さっきの服より断然可愛い服にした。


急いで髪型をアレンジする。


『完璧』


鏡で全身を見て満足に目を細める。


時計を見ると１２時３０分を過ぎていた。


『そろそろ出て行くか』


バックを片手に車に乗りお母さんに送ってもらう。


「亞美ちゃんの家でいいんでしょう？」


『うん』