なないろドロップ
長かった一時間が終わり20分の休み時間だ。


その後、もう一時間授業がある。


その短い休み時間で私と彼の関係が急激に変わることになった。



休みの時間、私はいつものように亜美とおやつを食べながら話をしていた。


『私、このバンドの曲すっごい好きなんだ』


私は今、亞美に好きなバンドの曲をケータイから聴かしている。


「へー」


一方、亞美は全く興味がない様子。


その時前から声をかけられた。


「俺も、そのバンド好き」


聖斗だ、声だけで分かる。


けれど私は、思ったよりもしっかり喋れた。


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