Teacher of the white robe


【蘭side】


「はい。たしかに。次からは提出日守ろうね?」

「はーい…」


ちょっと前までに提出する書類をまだ出してなかったから、出しにきた!

今日、悠さんいないもんな〜。

つまんないのー…。


「ら…、天野さん」

「へっ!?」


目の前に悠さん!

嘘〜!?今日いない日じゃないの?

超ビックリしたぁ!


「塾長、ちょっと天野さん借りていいですか?宿題のことで、一部訂正あって…」

「いいわよ。用件は済んだし」

「ありがとうございます。天野さん、こっち」

「え、はい!」


天野さん とか超新鮮!

塾長の前だから仕方ないけど。

まぁ、私も悠さんって塾長の前では言いにくいんだよね〜。

つい、先生って言っちゃう!


「悠さん、なに?宿題?」

「あぁ、違うよ」


……はいぃ?


「お前もう帰る?」

「…うん」

「一緒に帰るか」

「え!?」

「ちょっと話したいことあるし」

「え!?わ、わかった!」

「じゃあ先に行ってて?」


なになにー?

超いい展開じゃないっ!?



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