Teacher of the white robe
「ままー、行って来ます!」
「行ってらっしゃーい!」
「あれ?!今日車?」
玄関を出ると悠さんの車が置いてあった。
「そ。乗って?」
「……うん」
悠さんの車…始めてだ…!
助手席に私を乗せると、悠さんが運転席まで、まわった。
「今から、あいつんとこ行こうと思うんだ」
「…あいつ?」
元カノさんのこと??
「連絡とって来てもらうことになってるんだ」
「…そうなんだ」
「蘭はどうする?蘭が嫌なら俺一人で行くけど…」
「わ、私も行く…」
怖いけど…悠さんだけに色々やってもらうのは悪いからね…。
車で10分くらい移動したところで悠さんは車をとめた。
…ちょっとちいさめの公園だった。
「…あ。あの人……」
「そう。本当に大丈夫か?車で待っててもいいんだぞ?」
「…大丈夫」
そう行って元カノさんに近づくと、こちらをみて微笑んだ。
意味わからない…。
「悠羅くんっ!ずーっと会いたかったよ」
「俺、今日ちゃんと言いにきた」
「…なにを?」
そう言うと、私に気付いたようだ。
「悠羅くん、この子と付き合ってるの?」
「そうだよ…」
「なんで…そんなお子様なの?なんで私じゃダメなのよ…」
元カノさんは今にも泣きそうだった。
「今まで人を好きになって付き合ったことなかった。だけど!悠羅くんのことは本当に好きだったのに…」
「…だからって、蘭に何していいわけじゃない。でも今回は俺も悪かった」
悠さんも??