Teacher of the white robe


「どーぞー」

「ありがとう!」


中もすんごい綺麗なんですけどっ!


「階段登って右の部屋行ってて。飲み物持ってくるから」

「わかった!」


私は少し螺旋階段みたいになっているおしゃれな階段を登った。


…!!

痛っ!

滑ったー………。


「蘭?!」

「…!!」


悠さんに見られた…。

恥ずかしすぎる!!


「ぷはっ…!お前なに転んでんだよ!本当にドジだな、蘭は」

「…すみませーん」

「大丈夫か?」


…////

さっきまで、転んだとこ見て笑ってたのに。

急に真剣な顔で言われても…!

照れちゃうってっ!!


「蘭?」

「あは、大丈夫だよー!」


顔見れない〜!

悠さんのバカバカ!!!


「ほら、早くあがれ…」

「うんっ」


片手にコップ二つ持って、その腕で麦茶を持っている悠さん。

準備早…。



「ここ?」

「そ」


…ガチャ


「うわ、綺麗…」

「あんま見んな」


わりと綺麗好きなんだね、悠さんは。


私の部屋より全然綺麗だし。



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