Teacher of the white robe


【蘭side】


「ただいま〜!」

「おかえり、蘭。明日のために
今日浴衣干したからね」

「ありがとー、ママー」

「そういえば今日お父さん帰ってるわよ」

「えっ!?パパが…?」


パパは、今まで出張だったはず。

今日帰りだったっけ!?


急いで、リビングに向かう。


「おー、蘭」

「パパ…今日帰り?」

「色々あってな。蘭の彼氏見なきゃいけないし」

「…は?」


ええっ!?
ど、どうゆーこと!?

ママ話しちゃったの?


「蘭ごめん。お父さんに話しちゃった♪」

「…ま、ママ」

「でも、私たちの出会いと似てるから喜んでたのよ?」

「ああ。親子揃っていけないヤツだな〜」


パパ…。

絶対酔ってるでしょ!

もう。ばかやろーっ!


「んで、その彼氏いつ連れてくるんだ?」

「そうよ。私にも色々準備が必要なのよ?」

「……明日、です…」

「あ、明日!?」


さすがに急すぎるよね。

でも、悠さん分かんないって
言ってたし…。


「そうなの?…じゃあ花火大会の前に来るの?」

「その予定だけど…」

「俺は夜しかいれないぞ」

「あら。じゃあお父さんは会えないわね〜」

「…残念だな。また来てもらってくれ」

「…うん!」


良かったーっ!!

パパいなくて!!

いると、色々と大変なことになりそうだからね。

すぐお酒飲んで酔っぱらいから、危険なんだよね〜。


「ほら、蘭。早くお風呂入って
きなさい」

「はーい」


ママだけなら、どうにかなりそうだし、明日楽しみ!



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