Teacher of the white robe


「蘭〜!先生〜!お待たせ〜」


やっと戻ってきた二人。

どうせイチャイチャしてたんだろうが!


「山下、先生ってデカイ声出すのやめてよ?」

「あ、そうだったー!」


「二人も買い出し行ってきなよ」

「そうします!蘭行くぞ」

「は〜い」


俺の隣に蘭がいて、歩いている。

なんか、変な感じがする〜。


「先生なに食べたい?」

「ん〜、焼きそばかな」


屋台を見渡して、適当にあった
焼きそば。

蘭のこと考えてると、頭パニック状態になる…。

助けて、誰か。


「じゃあ私も焼きそば食べる♪」

「ん」


「すみませ〜ん、焼きそば2つ
お願いします!」

「はいよー。600円だよ」

「はい!」

「まいど〜」


…って!

「蘭!?お金…」

「え?いいのいいの♪」

「よくねぇだろ…!」


こーゆーのは、男が払うんじゃないのか?


「この前一緒にお出かけしてくれたお礼だよ〜」

「お礼されることないだろ」

「え?重い私を乗せてくれたし?浴衣も買ってくれたし?ゲーセンでパンペンちゃんとってくれたし?」

「でもよ…」

「いいの!こんくらいさせてっ!
お願いします!」

「……わかったよ。さんきゅ」


はぁ。

やっぱりコイツには敵わねぇ。




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