Teacher of the white robe


その後に蘭がリンゴ飴を買った。

和さんたちの元に戻る。


「階段気を付けろよ?」

「大丈夫だよ〜っ!」


蘭。俺はわかってんだよ。

お前はいつもペタンコの靴しか
履かない。

下駄だって慣れてない。

足ガクガクしてんじゃん…。


「…わっ!!?」

「蘭!!」


一瞬にして、蘭の手をとる。


「あ…ありがと…」

「だから、気を付けろって言っただろうが」

「…うん。ごめんなさい…」


何だよ、急に赤くなってさ。

…まさか、手 意識してんの?


「あの、手…」

「蘭は危ないから駄目」

「へ?」

「階段降りるまでは、こう」

「は、はいっ!」


ぶっ…!

本当に可愛いヤツめ。




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