忘れ去られたキオク
──
「...ほぇ?」
あたしがこんなマヌケな声を出したのは、シャワーで体についている泡を流していたとき。
右腕に大きなアザがあった。
痛みはないのに、痛々しい傷跡があった。
どっかにぶつけた記憶もないし...。
...ま、いっか。
かるーく流して、お湯に浸かった。
あぁー。 今日も幸せでした。
翔平大好きっっ!!!!
のぼせないように、ほどほどにノロケたことを考えながら。
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