忘れ去られたキオク



「じゃあ、今日も噴水広場いこ!!」



「おう」




そんな会話を交わすあたしたちは、自分でも思うほど初々しいと思う。



なんだか楽しくて、嬉しくて、その気持ちを体全体で表すように、翔平を追い越して走ると「はえーよ、待てっ」と言いながら笑顔であたしのペースに合わせてくれる翔平。





こんな幸せが、ずっと続けばいいのに。





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