忘れ去られたキオク





「エルネストッ!! エルネストッ!?」



倒れているエルネストは、顔が蒼白で汗をかいていた。


そして、呼吸も荒かった。



「大丈夫!? お願い!! 起きて!!」



あたしたちの周りには相変わらず人だらけだった。



でも、誰もエルネストを助けようとしないで、ただざわざわしているだけ。



それは、あたしの大好きな翔平も同じで。



< 38 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop