忘れ去られたキオク




そう思いながら、俺は椎菜の過去を見ていた。



けど、ふと体が重く感じて。



視界が回って。



いつの間にか、ここ、椎菜の家にいた。



多分、俺は初めてタイムスリップをしたから、体が追い付かなかったんだろう。



時間旅行による体への負担が大きかったのに、それに気付かないまま過去を見続けていたわけだから。




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