再会‐8年越しの想い‐
「竜二にも頼ってみれば?あいつ、彼女もいないくせにこの辺のデートスポットとかやたら詳しいから」

「だな。ああ、そうだ。他言無用で頼むぜ。美月には知られたくないから」

「了解了解」

俺は、身内にも言うまいと思った。

姉さんに悠の事だから、絶対に喋ってしまいそうだったから。

そうやって、なるべく他の人に知られないようにしながら、自分なりに準備を進めてきた。

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