lair
「マジでごめん…まぁ、そういうことだからっ」.
「え、まってよっ…!」
振り向きもせず
走っていってしまった。
本当に突然のことで
まだよく理解できてないでいた。
しばらく近くの空地に寝転がって、そらを見ていた。
まだ、実感すらもわかないから、涙もでない。
受け入れられない。
いや、受け入れたくないだけだったんだ。
しばらく見上げて、いろんなことを考えているうちに、涙が流れてきた。
時間はすぎていき空は、オレンジ色に変わっていた。
立ち上がる気すら起きない。