オオカミとお姫様
あれから2時間が経った。
女は…いた。
まだいた。
本当にいるよ…

「あっさっきの子じゃん。今度はあいつもいないし、行くぞ」

「あぁ」

ナンパの声が聞こえた。
女に近づいてる。
あいつ、困るだろうな。
そう思ったら、体が動き始めた。
無意識に女の方へ向かっていた。
< 10 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop