オオカミとお姫様
「…私は、ずっと玲央の事しか考えてないですよ」

詩音が真剣な顔でまっすぐな瞳で俺に向かって言った。
この言葉を聞いてすぐに顔が熱くなった。

「ばっ…」

すぐに詩音から離れ、背を向けた。
急に何を言い出すんだあいつは…
こんな恥ずかしい顔、見せられねぇよ。
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